高石奈々子

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北朝鮮が、米韓合同軍事演習の中止や南北関係改善を求め、韓国に連日揺さぶりをかけている. 韓国政府は拒否しているが、北朝鮮がこれを「言い訳」にして挑発に出てくるとの警戒感も広がっている. 朝鮮労働党機関紙、労働新聞(電子版)は18日、2月末から予定される米韓合同軍事演習について「朝鮮半島情勢を一触即発の超緊張状態に追い込むことになる」と指摘し、中止を求めた. また、南北関係の改善に向けて「実践的な行動を先に示す」とした. 北朝鮮の国防委員会は16日、南北関係改善の雰囲気を整えるためとして、米韓演習を含む「相手側に対する全ての軍事的敵対行為」や、互いを誹謗(ひぼう)中傷する行為の全面中止を提案. 実現すれば、南北離散家族の再会など「すべての問題は解決する」と強調した. 17日には、祖国平和統一委員会のウェブサイト「わが民族同士」で、韓国側に提案の受け入れを迫った.